ミスキャンパス2016「結城るみな」私がAV女優になった理由

「私はOLをしたり、起業するつもりもなく、ただ演技の仕事がしたかったんです」

　2016年、ミスキャンパスという、女性なら誰もが憧れる舞台で、彼女はグランプリに選ばれた。芸能事務所に所属し、広告モデルやタレントとして活動していたが、子供のころから憧れていたものとは、少し違ったという。

「小さいころから女優さんに憧れていたせいか、『自分を主体にして見てほしい』という願望がつねにありました。

　もちろん、写真を撮られることは好きですし、ファッションモデルとしてきれいな服を着て、カメラの前に立つんですけど、自分を見せるというより、服を見てもらうのがお仕事じゃないですか。どこか、『ここは私の居場所ではない』と感じていたんです。

　年を重ねていくにつれて、表現の幅を広げていきたいと思い、25歳になる節目に、『もっと自分を見てほしい』……そんな気持ちが大きくなり、所属していた事務所を辞め、現在の事務所に応募しました」

　曲線美を見てほしいという。

「女性のカラダを見るのは、もともと好きなんです。グラマラスな女性に憧れもありますが、私のバストは自己主張がかなり控えめなので、自分なりの曲線を見て楽しんでもらえたら嬉しいなと思います！」

　デビューしてから何か変化はありましたか？

「じつは、バンドを組むことになって、ボーカルを担当しています（笑）。もともと、モデルをしていたときに知り合った方に誘ってもらったんですけど、デビューしてからも前と変わらず接してくれて。

　自分で言うのもアレですけど、清楚系のミスコンを経験してAV女優になるって、驚かれてもおかしくはないと思うんです。

　でも、友達をはじめ、まわりの反応は応援してくれる声がとても多くて、正直びっくりしています。やっと、今まで隠し通していた自分の素を表現することができたと思うし、堂々とエッチな話ができるようになったので、これからの変化も見逃さないように、たくさん楽しんでくださいね（笑）」 

ゆうきるみな
25歳　1995年4月25日生まれ　東京都出身　2016年、大学3年のときに「ミスキャンパスコンテスト」でグランプリに輝く。2020年、プレステージよりデビュー。最新作『新・絶対的美少女、お貸しします。』が、5月22日発売。そのほか最新情報は、ツイッター（@yukiruminayabai）にて

写真・飯酒盃智明（PAN KUN）
スタイリスト・設楽和代
ヘアメイク・エノモトマサノリ

（週刊FLASH　2020年5月26日号）