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収賄疑惑「3000万円」で家宅捜索の秋本議員「有権者にマスク配布」「無許可事務所」の不祥事歴…河野大臣は「私の右腕」と持ち上げ

社会・政治 投稿日:2023.08.05 16:40FLASH編集部

収賄疑惑「3000万円」で家宅捜索の秋本議員「有権者にマスク配布」「無許可事務所」の不祥事歴…河野大臣は「私の右腕」と持ち上げ

インドの鉄道を視察する秋本議員(写真:ロイター/アフロ)

 

 洋上風力発電をめぐり、業者からおよそ3000万円の資金提供を受けた疑惑で、家宅捜索を受けた秋本真利衆院議員。秋本議員は8月4日、外務政務官を辞任し、5日、自民党に離党届を提出して受理された。

 

 政府が導入拡大を目指す洋上風力発電について、秋本議員は東京の風力発電会社「日本風力開発」から多額の賄賂を受け取った疑いがもたれている。自民党の茂木幹事長は「きわめて遺憾」「説明責任をしっかりと果たし、事案の解明に努めてほしい」と語った。党内にも衝撃が走っていることだろうが――。

 

 

「じつは、この件で内心穏やかではないのが、現在マイナンバーカードで揺れる河野太郎デジタル担当相です。というのも、2021年の衆院選の応援演説で、河野大臣は秋本議員を『私の右腕です』『自民でも5本の指に入るほどエネルギー政策を理解している』とずいぶん持ち上げているんです。

 

 そもそも秋本議員は河野大臣に誘われて政界に入ったといわれ、『河野太郎はアニキ』と触れ回っていたとも報じられています」(政治記者)

 

 そんな河野の右腕だが、“アニキ” の肝を冷やしたのは今回が初めてではなかった。最初の不祥事は2020年、新型コロナウイルスが流行し始めたときのことだった。

 

「緊急事態宣言下の4~5月ごろ、秋本議員の秘書が、選挙区内の有権者に使い捨てマスクを配布していたと報じられたのです。秋本議員側は『適正な政党活動』と主張しましたが、公職選挙法に抵触する可能性が指摘されました」(同)

 

 さらには『週刊文春』が2023年1月、秋本議員の地元事務所が無許可で「市街化調整区域(都市計画法で「市街化を抑制すべき」とされた区域)」に建築され、違法状態が約10年続いていたと報道。翌2月には、同誌に国会での虚偽答弁も報じられている。

 

 5日には、「日本風力開発」社長宅が、東京地検特捜部から捜索を受けた。ただでさえ頭を悩ます事柄でいっぱいの “河野アニキ” だが、安眠できない日はしばらく続きそうだ。

( SmartFLASH )

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