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73歳超の国会議員は60人、80歳超は9人…細田議長「弱々しくて見てられない」79歳会見で「議員定年制」論争勃発【高齢議員リスト】

社会・政治 投稿日:2023.10.15 15:30FLASH編集部

73歳超の国会議員は60人、80歳超は9人…細田議長「弱々しくて見てられない」79歳会見で「議員定年制」論争勃発【高齢議員リスト】

質問を聞き直す細田衆院議長(10月13日、写真・時事通信)

 

 10月13日、細田博之衆院議長が記者会見をおこない、議長辞任を正式表明した。おぼつかない足取りで報道陣の前に姿を現した79歳の細田氏は、7月に初期の脳梗塞と診断され手術したことを明かし、「国会運営が停滞することは避けないといけない。ご迷惑をおかけしてはいけないので、辞任を決めた」と説明した。

 

 ただし、衆議院議員の職については、「私以外の人ができる仕事ではないと自負している」と、辞職するつもりはないと語った。

 

 

 旧統一教会との関係やセクハラ疑惑にも質問は及び、会見は予定された30分を超えて、約55分間に。最後は「十分にお答えした」と細田氏自ら会見を打ち切った。

 

 この会見について、SNSには《説明責任を果たしていない》などの批判が多数あるが、その一方では

 

《ちょっと足元が危ういし呂律が…》

 

《ボケてはいないのかもしれないが、余りにも弱弱しい声で、何を言っているのか分からない》

 

 などと体調を心配する声が。また、

 

《聞き取れない程の細い声で間違いなく定年制は必要だと思う残念な会見だった》

 

《何言ってるかわからないし 記者からの質問もよくわからないのでは?と思うけど…議員も定年制設けるべきだよ》

 

 と、「議員定年制」が必要だとする意見も多数みられる。

 

「議員定年制がクローズアップされたのは2003年。当時の小泉純一郎首相が自民党の『衆議院比例代表は、73歳以上は公認せず』という内規を厳格に適用し、首相経験者の宮沢喜一氏、中曽根康弘氏が政界引退を強いられたのです。

 

 自民党には参議院の比例で『70歳定年制』もあるのですが、特例として公認される議員も多く、形骸化しています。

 

 また、公明党には、任期中に69歳あるいは在職24年を超える場合は公認しない、という内規があります」(週刊誌記者)

 

 では、高齢の国会議員は、現在どれだけいるのだろうか。

 

 73歳を目安に、1950年(昭和25)以前の生まれを「高齢」として、本誌が調査。その結果、衆議院では40人、参議院では20人、合わせて60人の「高齢議員」がいることがわかった。

 

 政党別では、

 

・自民党=衆30参13
・公明党=なし
・立憲民主党=衆7参0
・日本維新の会=衆0参4
・国民民主党=衆0参2
・共産党=衆2参0
・無所属=衆1参1

 

 最高齢は、1939年(昭和14年)生まれで84歳の二階俊博氏(自民・衆)。次いで、1940年(昭和15年)生まれで83歳の麻生太郎氏(自民・衆)。3番めが同じく1940年生まれで83歳の尾辻秀久氏

 

 80歳超はほかに、81歳の小沢一郎氏(立民・衆)などがおり、衆参合わせて9人となっている。総選挙も近いとされる今、もう一度「定年制」について議論すべきときなのではないか。

 

(年齢は2023年10月15日現在)

( SmartFLASH )

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