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元楽天ドラ1・森雄大 「回転寿司店でレジ打ち」の現在、“縁”を結んだのはドラフトくじを引いた球団元社長だった

スポーツ 投稿日:2023.02.04 06:00FLASH編集部

元楽天ドラ1・森雄大 「回転寿司店でレジ打ち」の現在、“縁”を結んだのはドラフトくじを引いた球団元社長だった

森雄大

 

 2月1日キャンプイン目前、「選手生活には一片の悔いもなし!」未知の世界に飛び込んだ、元ドラ1たちが「期待と不安」第2の人生を初告白!

 

「特に覚えているのは、入団2年めの初勝利。ウイニングボールは今も自宅に飾っています」

 

 楽天に入団して10年めに、森雄大は戦力外通告を受けた。2013年、東福岡高校から、ドラフト1位で楽天に入団。最速149km/hを誇った左腕。プロでは通算28試合で3勝6敗の成績を収めた。

 

 

「去年、 “ダメなら引退” の思いで開幕したので、悔いなく引退を決断できました。正直、プロでまた活躍するというイメージが湧かなかったです。石井一久監督や球団の皆さんが、『これからの人生のほうが長いんだ』と励ましてくださいました」

 

 森のプロ人生で培った “縁” が、まさに「これからの人生」に繋がった。

 

「ドラフトでくじを引き当ててくださった、球団元社長の立花陽三さんとお話しする機会があって。経営に興味があると話をしたところ、立花さんが経営する回転寿司店、『廻鮮寿司 塩釜港』でお世話になることになったんです」

 

 昨年11月から第2の人生をスタート。業務はおもに、ホールやレジなどでの接客だ。

 

「最近は、セリに行って運営面を勉強中。仕入れ値や売り上げの数字とにらめっこする毎日ですが、勉強は苦手で大変です(笑)。宅配の業務もまかされていて、現場を仕切ったり、取引先と交渉したりしています。どうすればお客様に喜んでいただけるかを第一に考えながら働いています」

 

 将来は未知数という。

 

「まずは、ここの業務を一人で回せるようになりたい。立花社長からは『ずっといなくていい』と言われているので、しっかり学んで次のステップに進めたらと考えています。プロ10年間で、いろんな方に支えていただきました。常に周囲の人への感謝の気持ちを忘れずにいたいですね」

 

取材&文・高津和正

( 週刊FLASH 2023年2月14日号 )

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