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くわばたりえ 「やめたい」と小原正子に手紙書いたことも…それでも「漫才をしたいという気持ちは変わらない」

エンタメ・アイドル 投稿日:2022.10.23 11:00FLASH編集部

くわばたりえ 「やめたい」と小原正子に手紙書いたことも…それでも「漫才をしたいという気持ちは変わらない」

くわばたりえ/【居酒屋 田】東京・新宿にて

 

 西武新宿線中井駅近くにある、レトロな雰囲気が漂う「居酒屋 田」。約20年前にここでアルバイトをしていたのが、クワバタオハラのくわばたりえ。店内には、コンビでプレゼントした畳や、昔の写真などがあふれている。

 

「何から何まで懐かしいです。本当に変わっていない。バイトをしていたときは、マスターをはじめ常連客のおじさんたちにもかわいがってもらって。ビールをタダで飲ましてくれたり、みんなで朝に草野球をしたりと一緒に楽しんでいました」

 

 

 くわばたが漫才師に憧れ始めたのは中学生のときだ。

 

「初笑いをなんばグランド花月に観に行ったとき、現在はかつみ♥さゆりさんとして活躍されている、かつみさんの以前のコンビ・どんきほ~てさんの漫才を見て鳥肌が立ったんです。とんでもないウケ方をしていて。私もあそこに立って漫才したいと思いました」

 

 学校で目立つ存在ではなかったが、漫才師になりたいという思いは変わらなかった。

 

「高校3年生のとき、親には就職活動をしているとウソをつき、ギリギリになってお笑いの学校に行きたいことを伝えました。母親は号泣したんですが、お父さんはグッと考えて『とりあえず3年だけやってみたら』と端からあかんとは言わなかったんですよ。これは嬉しかったです」

 

 高校卒業後、吉本の養成所に通うことに。同期にはブラックマヨネーズや次長課長、チュートリアル徳井義実、野性爆弾といった実力者が揃う。

 

「当時は、男女コンビはほとんどおらず、私の頭の中もコンビを組むなら女の子という考えしかなかったです。女性コンビのなかではわりとネタはウケていましたね。5週勝ち抜いたら2丁目劇場に立てるみたいなバトルでも、けっこう早めに勝ち抜いたり。おもろい人が多かったですが、才能がないと劣等感を抱くことはなかったです」

 

 順調に漫才師としてのステップを踏んでいたが、21歳のときに突如上京することに。

 

「当時別れたばかりの同期の男の子が東京に行くことになり、私も追いかけていったらもう1回つき合えるんちゃうかと思い決めました。ただ、理由が理由やから相方には『東京で頑張らへん?』と聞いて。でも『東京まで行って頑張る気はない』と言われ、彼女はそんなにお笑いを好きじゃないんかもと思い、解散を決めて一人で東京に来たんです」

 

「今考えたらすごい勇気や」と振り返るくわばた。上京後に所属した事務所で、現在の相方・小原正子と出会う。

 

「結局、その同期の子とは復縁できず、今の夫とバイト先で知り合い、つき合うことになったんです。ただ、そのときは1年くらいで別れてしまい……。傷心で事務所の友達である小原さんに『別れようって言われた』って電話したら、私よりも怒ってくれて。なんかめちゃくちゃ落ち込んでいたのに逆に笑えたんです。

 

 で、なんかこの人いいなと思い、コンビを組むことになりました」

( 週刊FLASH 2022年11月1日号 )

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