10月16日に放送開始された連続ドラマ『霊媒探偵・城塚翡翠』(日本テレビ系)の予告内容が、波紋を呼んでいる。
清原果耶(20)が主演を務め、瀬戸康史(34)、小芝風花(25)らが脇を固めている同作だが、11月6日放送の第4話後に公開された予告で、次回、11月13日の放送回が「最終話」とされているのだ。
「いまの民放の連続ドラマは、1クール10話前後で構成されることがほとんどです。そのため、5話で最終話というのは、異例中の異例の出来事です。
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さらに、番組録画などのために用いられるテレビ番組表でも、次回の『霊媒探偵・城塚翡翠』のところには、最終回を意味する『終』マークが打たれているんです」(芸能担当記者)
最近では、2クール連続放送など、連続ドラマの作り方にも“多様性”が見られてきた。そのため、当初から5話での終了が予定されている可能性もある。しかし……。
「1カ月分の番組表を掲載している『月刊ザテレビジョン』の12月号では、11月27日まで『霊媒探偵・城塚翡翠』の放送予定が記されているんです。
視聴率が、初回以降は5%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を推移しており、『好視聴率』とまでいえない状況ですが……」(芸能担当記者)
こうしたことから、インターネット上ではポツポツと「打ち切り」を疑う声が上がっている。
《え、?霊媒探偵来週最終話、、?打ち切り、、じゃないよね》
《霊媒探偵城崎翡翠を毎週見てるんだけど4話の最後に「次回、最終回!」とか出て来てえっ、もう終わり?打ち切り?となったけど…見間違いかなぁ》
《え、「霊媒探偵・城塚翡翠」って5話で終わりなの!?(なんだかんだ言いながら観てた) これって既定路線? それとも打ち切り?》
本誌は、日本テレビに同ドラマの今後の放送予定について尋ねたが、電話口の担当者は「担当部署に何度かけても応答がありません」と答えるのみ。
テレビ局関係者はこう話す。
「私の見立てとして、打ち切りの可能性は低く、なんらかの“演出”かと思います。まず、11月13日放送回で番組終了とした場合、次の番組の“噂”をまったく聞かないからです。2週間後に放送される番組の情報がないなんて、ありえません。
また、テレビ業界の習慣として、番組名が少しでも変われば『終』マークを打つんです。たとえば、故・志村けんさんが1年ごとに番組名を変えて、冠番組を持っていましたが、ほとんど同じ番組内容でも、番組名が変わるごとに『最終回』となっていました。
『霊媒探偵・城塚翡翠』も、そうした手法を用いて、話題作りを狙っているのだと思います」
同ドラマが放送されている、日曜日22時30分からの日本テレビ系の放送枠は、過去にも『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』『あなたの番です』といった作品が放送され、たびたび予想外の仕掛けによって、話題を作ってきた。
「ただ、2000年から2001年にかけての『世紀またぎ』の大晦日で、日本テレビは放送した『電波少年』シリーズの特番の中で、意図的に“2分早めた年越しカウントダウン”をおこなったことがあります。
『時刻』という正確さが重要な情報を意図的に間違えて伝えたことで、視聴者からはクレームが殺到。この放送はBPOの審議事案となり、最終的に、日本テレビ側も番組担当者に厳重注意をおこなっています。
今回の『霊媒探偵・城塚翡翠』も、業界ルールの範囲内でやるのだと思いますが“だまし過ぎ”はよくないでしょう」(前出・テレビ局関係者)
そういえば『電波少年』も、通常は日曜日22時30分からの放送だった。
『霊媒探偵・城塚翡翠』の「最終話」の予告動画はこの言葉で始まっている。
《あなたは騙されている》
真相はいかに――。
( SmartFLASH )