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食堂のおばちゃんの人生相談「深夜のお菓子がやめられない!」

ライフ・マネー 投稿日:2021.10.04 11:00FLASH編集部

「食堂のおばちゃん」として働きながら執筆活動をし、小説『月下上海』で松本清張賞を受賞した作家・山口恵以子。テレビでも活躍する山口先生が、世の迷える男性たちのお悩みに答える!

【お悩み/鉄筋さん(42)会社員】

 

 深夜のお菓子がやめられません。太っていく自分の姿がストレスになり、さらに食べてしまう。

 

 

【山口先生のお答え】

 

 私も深夜のお酒がやめられません。太っていく自分の姿がストレスになり、さらに呑んでしまいます。だから私は鏡を見ないようにしています。特に風呂場。せっかくいい気持ちでいるときに気持ち悪いもの見たくないので、我が家の風呂場には小さな鏡しかありませんでした。

 

 でも、6年前にリフォームしたら、風呂場にでっかい姿見が……。ガマのように冷や汗かいても、風呂から上がるとヤケ酒呑んじゃうから、効果なし。

 

 本当なら順調に太り続けて、今頃は100キロの大台を超えているはずです。しかし2年前、前任者の急病で食堂主任になり、メニュー改革で激ヤセしたことがひとつ、去年清張賞を受賞後、あまりの忙しさにさらに痩せたことが2つで、なんとか9号に留まっています。

 

 だから、痩せようとしてもダメです。それがストレスになってさらに太りますから。それより、夢中になれることを見つけましょう。趣味でも恋でも仕事でも、食べ物より心惹かれる何かを。「寝食を忘れて」って言うでしょ? そうなれば絶対に痩せます!

 

やまぐちえいこ
1958年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。就職した宝飾会社が倒産し、派遣の仕事をしながら松竹シナリオ研究所基礎科修了。丸の内新聞事業協同組合(東京都千代田区)の社員食堂に12年間勤務し、2014年に退職。2013年6月に『月下上海』が松本清張賞を受賞。『食堂メッシタ』『食堂のおばちゃん』シリーズ、そして最新刊『夜の塩』(徳間書店)が発売中

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