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はま寿司で使用期限食材「ラベル貼り替え」発覚「店長は知らなかった」弁明に「バイトがやって何のメリットが」批判集中

社会・政治 投稿日:2023.04.09 21:46FLASH編集部

はま寿司で使用期限食材「ラベル貼り替え」発覚「店長は知らなかった」弁明に「バイトがやって何のメリットが」批判集中

一転してラベルの張り替えを認めたはま寿司(写真・アフロ)

 

 4月7日、はま寿司は、福島県にある店舗で、社内ルールで定められた「使用期限」が切れた一部の魚や果物を複数回、使っていたと公表した。

 

 騒動の発端となったのは、3月29日に配信された「文春オンライン」の記事だ。福島県の「はま寿司 郡山堤店」では、使用される食材のロスを減らして利益を出すために、使用期限のラベルを張り替えて使用する行為が常態化しており、記事内で従業員は、

 

 

《こうした問題行為は郡山堤店に限った話ではないはずです。私が他県の店舗などにヘルプに行ったときにも普通に見かけたことがありますから》

 

と語っている。しかし、はま寿司側は公式サイトにて、3月30日、

 

《(2月)4日に当該店舗に対し本社食品安全担当者が当該店舗の食材管理に関して検査を実施しましたが、その使用期限を過ぎた食材がお客様に提供されたという事実は確認できませんでした。また、同月10日には郡山保健所より事前告知なく立ち入り検査を受けましたが、その際も指摘事項はありませんでした》

 

と、真っ向から否定するようなコメントを発表した。ところが、4月7日になって、「はま寿司に関する一部報道について<続報>」と題する文章を発表。《全従業員を対象に事実関係の調査》をおこなったところ、

 

《一部で当社の定めた基準に基づく管理がなされていなかったことを確認しました》

 

と、一転して記事内容を認めたうえで、

 

《目視により変色など状態の劣化が見られなかったものに対し、期限シールを貼り替えて使用した》

 

と、ラベルの張り替えがあったことを認めたのだ。さらに「朝日新聞」によると「社員の店長は貼り替えを知らず、指示も出していなかった」としている。

 

 一度、報道内容を否定しておきながら、後になって内容を認めたうえ、現場のトップが把握していなかったという不可解な弁明に多くの批判が集まっている。

 

《管理の甘さも然ることながら、内部の深いところまで隠蔽体質なのかな》

 

《本部の立ち入りで一度シロって出たのがマズいかなと思う》

 

《社員の店長は知らず指示もしていなかったとのことですが、パートアルバイトがそういう不正をやって何のメリットが》

 

《この企業の腐った体質をもっと厳しく追求すべき》

 

「2月におこなった自社の調査では、問題が認められなかったということですから、自浄作用が働いていないということですよね。さらに、社員である店長がこうした実態を知らないとすれば、店長が店の衛生管理をできていないことになります。一連の対応で、はま寿司に裏切られた、と感じる客が増えるのは間違いないでしょう」(事件担当記者)

 

 はま寿司といえば、これまでSNSの迷惑動画の“被害者”として脚光を浴びてきた。

 

「卓上のガリを直接食べる動画や、他人の注文を横取りする動画など、さまざまな“飲食テロ”の標的にされてきました。ほかの回転ずしチェーンと合わせて、ネット上でははま寿司を応援するような空気が醸し出されていましたが、今回の件で、一転して批判される立場になりました。客が離れて行けば、皮肉ですが“テロ”の対象にすらならなくなるかもしれません」(週刊誌記者)

 

 飲食店は清潔さが命。その「清潔」を自ら汚したはま寿司に、イメージを挽回できるチャンスはあるか。

( SmartFLASH )

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